現代病の一つであるうつ病についてご紹介します。
うつ病の症状は、うつ気分、生命活力の減退による意欲・行動の障害、悲観的な思考障害、種々の身体症状の4つの症状群に分けることができます。
はっきりとした原因がなく、深いうつに陥ってなかなか抜けだせないことが病的なうつ状態とされています。
意欲・行動の障害は何をするにもおっくう、意欲の低下、集中力の低下、決断力の低下など生命エネルギーの減退による意欲・行動の障害が現れます。
身体症状としては、全身倦怠感、食欲不振、不眠、頭痛、肩こりなどがあります。
またしばしば朝方調子が悪く、夕方には元気がでてくるという日内変動を示すことがあります。
うつ病の治療は抗うつ薬を中心とした薬物療法が主体です。
三環系抗うつ薬が主流でしたが、副作用や遅効性の問題がありました。
最近では副作用の少ない抗うつ薬の開発が進められ新しく登場しています。
一方で何よりも信頼できる医師にかかることも大切です。
診察所見、病気の程度、治療方針や薬の作用、副作用についても納得いくようによく説明してくれる医師を紹介してもらうとよいでしょう。
そしてうつ病は心身の疲労状態ですから、休養をとることも大切です。
仕事のペースを落としたり、しばらく休暇をとったり、場合によっては入院したりすることも必要です。
うつ病になりやすい性格としては仕事熱心、こり性、生真面目、几帳面、正義感・責任感が強いなどの特徴があります。
「No」といえないので何でも引き受けてしまい、無理を重ねた後に仕事がこなせないと「自分の責任だ」と思い込んでうつ状態になってしまうというわけです。
オーバーペースにならないようにすること、生活のリズムを守ること、一人で考え込まないで誰かに相談すること、運動・スポーツで頭のこりを取ることが大切です。
そして心身の不調に気づいたら、医師、保健師、看護師に早めに相談するようにしましょう。